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【ネタ】ギャルゲーほど「製作サイドの裏切り」が致命的なコンテンツは無いよね

○概要
「ギャルゲー」と一口に言っても、その種類は様々です。
プリンセスメーカー』や『THE IDOLM@STER』のように女の子を育成することが目的のものから、『アマガミ』のように女の子の好感度を上げて告白してもらうもの、『ときめきメモリアル』のように自分自身を磨く必要があるものなど、極論すればゲームの数だけシステムは存在します
 こういったゲームの「面白さ」について説明しようとすると、そこには「シナリオ」「ゲームバランス」の他にどうしても「女の子の魅力」について説明する必要が生じます。極端に言えば、女の子に魅力があれば出来が悪くても構わないとする人種が地味に多いんですね(私は別にそれほど重視はしませんが)。逆に、駄目なシナリオのせいで女の子の魅力が損なわれる事態になるとこうした人種の方々は豹変します。具体的には円盤を割ったり本を破ったりするんですね。創作物を粗末に扱う奴は人間の屑だというのは私の個人的な考えですが、よりによってそれをネット上にうpしたりするド外道もいたりして、「人間の心の闇」という陳腐な台詞の意味について考えさせられます。結婚祝いにDSをぶっ壊す辺りでギリギリアウトですよね、たぶん。

 今回は、各種ギャルゲーを例に、「製作サイドの裏切り」がどういった事態を招くかについて考えてみたいと思います。

※以下、有名ギャルゲーについての重大なネタバレと私自身の超個人的な意見が含まれています。内容が偏っている恐れがありますので、閲覧の際はご注意ください。
○THE IDOLM@STER
 まあ、一番分かりやすいのは何といっても9・18事件ですかね。
 詳細はニコニコ大百科pixiv大百科アイドルマスター情報まとめを読めばだいたい分かる(前二つは動画・画像という付加情報もある)かと思います。要するに、

☆TGS2010にて、アイマス2についての公式からの発表があった
・961プロから新キャラとして男三人ユニット・ジュピターが参戦
 (※765プロ側とはゲーム中で結局恋愛的な絡みは一切なし。と言うかテキスト量もかなり少なかった)
・竜宮小町(律子・亜美・伊織・あずさ)発表。この4名は他とは違った扱いになる。具体的にはアイマス2の中でP不可CDリリースも別扱い
 (※別にリストラではなかった。以降の展開も別にハブられているわけではなく、むしろソシャゲ方面では竜宮の概念が無い世界観)
・「The world is all one!!を歌う権利が売り上げで決まる」可能性が浮上
 (※まあ最終的には普通に全員曲になったんですけどね)
☆『団結2010』発表。
・ああ、確かに13人Verになったさ! だけど曲中で竜宮は竜宮だったよ(律子P)!
・歌詞についても、「一部キャラだけ歌詞変更」「追加分がなんかやっつけっぽい」など不満が残るものだったよ!
 (※実は私自身、曲の出来として団結2010が好きではありません。冗長と言う意味では団結もあまり好きじゃないけど)
☆『アイドルマスター2』発売。
・今回は前作と違って絶対に3人ユニットでのプロデュースになったよ!
 (※3人のテンションパラメータによる絡みも一応あると言えばある)
・ゲームの難易度が若干下がったのとシナリオが若干面白くない(婉曲表現)のは勘弁な!
 (※描画面では「センシティブトーン」などかなりの改良が加えられたよ!)

 ……まあ、そりゃ荒れるわと。特に竜宮メンバーのPが切れるのは無理ない。ただ、(※)内に書かれている通り、全く救いがないというわけでもないのが現実なんですね。だって対策打たないとゲーム売れないもん。

 そもそも、アイマスSPにて美希をP不可にして961側にしたり、アイマスDSにてシリーズ初の男(の娘)キャラを出したりソーシャルゲームに2種類もゲームを展開したり(シンデレラガールズミリオンライブ)するような運営です(キャラ設定も細かいところはバラバラ)。
 方針として、「保身に走らず積極的に展開する」といったものがあるからこそ、このような事件を招いたのだとも言えます。と言うかそれでも潰れない層の厚さこそが、アイマスの歴史の長さを物語っているのかもしれません。


○ときめきメモリアル
 ときメモについてはそれほど詳しくはない(ゲハブログが存在する前からある古いコンテンツなので情報も少なめ)のですが、恋愛シミュレーションゲームの始祖とも言えるビッグコンテンツであることは知っています。
 相手だけでなく自分のパラメータも調整する必要があるゲームバランス・「爆弾」・幼馴染キャラと初心者救済キャラと難関キャラの混在(時として重なることも)などの共通要素を持ち、息の長いコンテンツとしてその座をキープし続けています。女性向け用ソフトとして「ガールズサイド」シリーズも存在し、通常のギャルゲーよりも広い層に支持者がいる模様です。
 そんなぐらいですから、何も事件が起きなかったわけではありません。とは言っても専門外の分野なのでそれほど詳しくは書けないのですが、いくつか紹介します。

ときめきメモリアルメモリーカード事件
 これは公式がやらかした、というわけではありませんね。事件の争点としては、「改変セーブデータを公式以外が販売しても構わないか(「著作物」に当たるのか)」といったところです。結局最高裁までもつれ込んだ結果、「ゲームは『映画の著作物』にあたる。改造データは通常プレイではありえない状態まで持っていけるので『ストーリーの改変』(=同一性保持権の侵害)に当たるのでアウト」となりました。この裁判の判決を読むと、「以下のようにストーリーの骨格部分が改変されるから、映画の著作物としての同一性保持権の侵害である」などと大真面目に書かれていたりしてちょっと笑えます。まあ逆に言えば、「単なるセーブデータ配布なら問題ない」ということにもなるのですが。

ときめきメモリアル・アダルトアニメ映画化事件
 実はこのネタ、見たことがあります(大昔に風俗雑誌で)。著作権にはウルサイことで有名なコナミですが、まあそれを差し置いてもアダルトアニメはどうかと思います。ただしこのムービーは商業レベルのそれではなく同人製作のもの。そのせいか、ときメモ(初代)の同人誌は同時代の他作品に比べてグッと少ないそうです。
 訴状に「藤崎詩織の清純なイメージを台無しにする悪質極まりない内容」と書かれていたり、判決に「清純」という文字が九回も使われていたりするなど、上記メモカ事件同様ネタとしても楽しめる話ではあります。
(注:裁判ではゲームについても定義する必要があるため、身も蓋もない説明が判決に書かれる場合が多い)

ときめきメモリアルONLINE
 オンゲーの凋落の説明としてこれほど分かりやすい題材もないでしょう
 詳細はWipipediaの当該ページGIGAZINEでの紹介ページあるユーザの感想などを読めば分かると思います。要するに、規則でがんじがらめにしてウケると思ってんのかクソ運営、ということですね。

・ときめきメモリアル4のメールドラマ
 この事例を知ったのは、pixivのある絵師がこの影響でときメモ漫画を書くのを止めてしまったことからでした。
 真面目に調べてみると、都子キャラスレにおいてその内容が判明。まあ要するに「え、都子って主人公以外にもメル友いるの!?」ということです。元よりメールドラマの出来が雑なこともあってか、結構紛糾しているようでした。
 ま、初代ですら理想がクッソ高いメインヒロインが鎮座しているぐらいの作品シリーズなので、ギャルゲー製作は慣れてるはずなのになぁ……という気がしてなりません。同社の音ゲー野球ゲーよろしく、難易度を上げたくて仕方ないのでしょうか。


ラブプラス
 古今東西ギャルゲーは数あれど、恋人になってからを楽しむギャルゲーというのはこれ以前にはなかったのではないでしょうか。
 冷静に考えてもみてください。普通の恋愛シミュレーション(ギャルゲーの一分野)の場合、「好感度を上げて最終的に恋人になる(攻略する)」ことが最終目標です。その途中でおいしいイベントがあったとしても、エンド後の恋模様はプレイヤーの想像に委ねられています。また、(作品内で)数ヶ月~数年の時間経過があるストーリーが数時間で終わってしまうことに物足りなさを感じていた人が多かったのではないのでしょうか。そんな中、膨大なテキスト量、「現実時間とリンクする」という発想、そして理論上延々に恋人(ヒロイン)とチュッチュできるゲームシステムを引っさげて登場した『ラブプラス』は瞬く間に大ヒット。その影響は実社会にもおよび、熱海の宿で一人客に二枚布団を引かせるといった現象まで起きました。
 このゲームの凄さはその斬新な発想だけでなく、「低スペックなDS機で3Dキャラがあんなにぬるぬる動く」というKONAMIが誇る技術力にもあります。普通にやったらポリゴン数的に描画できるワケがないものを無理やり動かしているので、エミュで走らせると処理落ちしまくるという有り様です(下記参考動画では「Lagframe」がそれ)。


 ……ただ。全く問題がないわけではありませんでした。Wikiを見る限りでは、『ラブプラス』『ラブプラス+』『NEWラブプラス』の三作ともバグが散見されるようです。そりゃまあFCのFF3ばりのことしてるから仕方ないと言えなくはないのですが、「カノジョ」とデートを楽しんでいる時にフリーズしたらそれこそプレイヤー自身が硬直することでしょう。少し前に話題になったのはNEWラブプラスのバグ騒動でしたが、あれはまあちゃんとパッチを当てればマシになるというのが救いと言えます。むしろパッチ当てられるハードで本当に良かった……


○アマガミ
 古今東西ギャルゲーは数あれど、タイミング毎にイベントを選択するギャルゲーというのは他にない気がします。普通のテキストノベルゲーでは

テキストを進める

選択肢

選択肢によってテキストが分岐・フラグが立つ

となっているところ、

イベントを選ぶ

イベント内のテキストを進める(途中に選択肢がある場合も)

別のイベントが開放/選択不可になる

となっているので、全コンプのために踏む必要があるイベント数が半端ではありません。具体的には1キャラだけクリアするのに6時間全員+隠しキャラをクリアするのに40時間全イベントをコンプするのに150時間は掛かるそうです(あくまでもおおよその時間であることに注意)。ただし、恋愛シミュレーションとしては珍しく乱数要素がないので、手順(コツ)さえつかめばそれほどキツくないです。既読・未読スキップ完備ですしおすし
 また、それほど突飛な髪色ではないのに個性が強いヒロイン達、それらを時に引かせ時に喜ばせる変態紳士主人公、そしてサブにしておくには勿体無いほどの魅力を持つサブキャラクター達が織りなすイベントをこなすのが中々に楽しく、現時点でもその人気は健在なのもうなずけます。


 もちろん良いところばかりではなく、最初に発売されたPS2版(無印)ではやり込みすぎるとシステムデータが破損することがあるなどの重大なバグが存在してプレイヤーを悩ませました。まあエビコレ+版では治っているので安心してプレイできるのですが、これ知らずに踏んだら立ち直るの大変だろうな……。
アマガミ(特典なし)アマガミ(特典なし)
(2009/03/19)
PlayStation2

商品詳細を見る

エビコレ+ アマガミ(通常版)エビコレ+ アマガミ(通常版)
(2011/03/31)
PlayStation2

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エビコレ+ アマガミ(通常版)エビコレ+ アマガミ(通常版)
(2011/03/31)
Sony PSP

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 また、テキスト量の多さが仇になったのか、オムニバス形式(1キャラに4話使用×6人+隠しキャラ分)でアニメ化されるとどうしてもダイジェストによる超展開感が否めないことになってしまいました。まあ勿論、前作キミキスでのアニメ化で起きた悲劇回避~軽減されるのは実に良いところなのですが(一つの√が駄目でも他の√があるから)。

 え? 原作と違って上崎を絢辻さんが看破できてない? ……まあ、仕方ないよね。
※アニメでは森島→棚町→中多→七咲→桜井→絢辻の順でサクッと倒されます。つーか原作では絢辻さんに上崎が看破されても上崎エンドを迎えられるんですよね。……それって絢辻さんのメンタルが死ぬような気がするんですがそれは。


◎スルー力(鈍感力)のススメ
 これまで色々と紹介してきましたが、説明の文章に違和感を覚えた方もいるかもしれません。「まるで他人事のようだな」とか、何か言いたいことがある人もいるのでしょう。ですが、ここではっきりと言います。

 そもそも公式がトチ狂うなんざ世間見渡せばいくらでもあるだろうが目を覚ませ!

 私自身、これらのコンテンツは嫌いではありません。むしろ好きです。プレイしたことがあるのはアイマス(シャイニーフェスタ)とアマガミですが、両方目いっぱいやりこみましたし、関連展開(アニメ・CD・各種MADなど)もよく目を通すほどです。他のコンテンツについても、ある程度の情報はネットをしていれば自然に目に入ってきますし、ゲーム性が知りたければプレイ動画でも見れば済むことです。便利な時代になったものですね。
 そのせいか、「公式がファンの期待を裏切る」なんて現象が、別にギャルゲーに限らず頻繁に起きていることを知っています。まあその実態は、「公式が(一部)ファンの(過剰な)期待を裏切(ったと思わせてい)る」なのですが。程度に差はあれど、「この展開はどうなの?」と思わせることなんて、エンドレスエイト俺妹ラストの超展開傷物語とっとと映画出せやボケなど、数えるとキリがありません
 そもそも、人気はあるはずなのにゲーム化もアニメ化もされない作品なんて星の数ほどあります。まあそのほとんどが「割に合わない(売れない)」ということなんでしょうけど、そんな作品からしてみれば「複数媒体でゲーム化されてCDバンバン出て二回もアニメ化されたのに何が不満なの?馬鹿なの?死ぬの?」と思いたくなることでしょう(駄目なアニメ化が一概に許せるかと言えばそうでもありませんが)。
 自身、KOTY(クソゲーオブザイヤー)スレも巡回していることからよく分かるのですが、世の中にはタイムパラドックス起こすレベルでシナリオぶち壊しにしちまった人気ゲームなんてのもあるのです。そう考えると、「声優がいつの間にか変わった」とか、「シナリオが雑だった」といった程度じゃぬるすぎて議論の俎上に立つことも許されない気がします。

 こう言うと、「じゃあもっと下があるから我慢しろってか」と突っ込みたくなるでしょうから補足意見。
 別に我慢なんてしなくていいんです。やりたくなければ買わなければよろしい。アイマスなんかが特に分かりやすいですが、人気コンテンツは展開が幅広いので、1本や2本買わなくても問題ないぐらいの代替手段が充実しています。これが、「出るだけマシ」と前段で言った理由の一つでもあります。要するに、「それこそ黒歴史にしてしまえ!」ということですね。
(まあでも、ときメモ4のメールドラマはともかく、アイマス2は筐体用ゲームソフトとしての母艦なので、そこが駄目だと辛いところは確かにあります。アイマス3(仮称)が荒れなければいいなぁ)
 それにまあ、世の中には騒ぎたいだけの人種が存在しまして、彼らがこうした作品についての問題を必要以上に駆り立てるなんてことは一度や二度じゃありません。分かりやすい例で言えばかんなぎ非処女騒動がありますね。そもそも神様(それも産土神)の処女性とか聞くだけ無駄ですし、作者が倒れて休載したのは騒動とは何も関係ないのですが、「なぜか」この二つが組み合わさって大騒動になってしまったのです。あえて言おう!(扇動した奴とされた奴もろとも)カスであると!


 ……結論。何が正しいかは自分で情報収集して考えろ。嫌なことから距離を置くのは別に悪いことじゃない。

 今回は以上。
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「YSR」「YSRKEN」「◆YSRKENkO6Y(~2013/08/25)」「◆YSRKEN.ceVZZ(2013/08/26~)」として活動しています。
プログラミングと艦これが趣味です。
プロフ画像はCrystalDiskInfoの水晶雫ちゃんです。
主な創作物についてはhttp://ysrken.blog.fc2.com/blog-entry-76.htmlをご覧ください。

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